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 平成19年、世界遺産に登録された石見銀山。その古い町並みの雰囲気に合わせた外観の建物が、義肢・装具・医療器具メーカー「中村ブレイス株式会社」です。私はそこで義肢装具士として働いています。義肢装具士は、事故や病気で体の一部を失った方に対して義肢を制作したり、身体機能を補助する装具の制作をする仕事です。この仕事を目指したきっかけは、中学の時に見た1本の映画です。地雷により足をなくした子どもに義肢を作る義肢装具士の映画で、実際に中村ブレイスが協力したものでした。高校卒業後、兵庫県の医療福祉の専門学校に進学しました。そこで3年間学び、卒業後は就職で川本町へ戻ってきました。

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 川本町の実家で両親と暮らし平日は町外で仕事に集中している分、休日は川本でのんびり過ごすことが多いです。川本町は人と人との距離が近くて相手の顔が見える安心感があります。自治会の集まりに参加すると、小学生からお年寄りまで色々な世代の方と交流できるので楽しいです。仕事に意欲的に打ち込めるのも家族の支えだけでなく地域に支えられた川本町での暮らしがあるからだと思います。