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陶芸を通じた一期一会

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 新潟で生まれ、東京へ出て結婚し、主人の実家である川本町に昭和57に引っ越してきました。もう何年たったかな?こっちに来て最初の頃は、東京の人付き合いに慣れてしまっていたから、川本町での近所付き合いが難しくて、ご近所さんと話をしていても、壁を感じて過ごしていたかな。近所のおばちゃんに「誰でもいいから挨拶しなさい」と教えられ徹底して実行したのを覚えてる。向こうが取り除いてくれたのか、私が壊しにいったのか不明だけど、いつの頃からか壁を感じなくなったね。

 陶芸をやっているのは川本町の粘土質がいいわけではないよ。県外から仕入れてるから(笑)。主人が陶芸用の粘土を扱う仕事をしているから、自然と粘土で遊びようになり、展示会をするようになり、体験教室を開くようになりと・・・門前の小僧なんとやらだね。もともと時間を気にせずじっくり取り組むことが好きだったし、陶芸体験を通じて一期一会を楽しめることが長く続けている理由かな。私お話好きだから。

 

田舎でしかできない暮らしを

 田舎はいいよね。金銭的な面でいったら都会で働くほうが効率はいいんだけど、ここなら都会にはない心の豊かさを感じて生きていけるよね。窓を開けると、目の前に毎日少しずつ色を変える山並みが見えて季節を感じられるし、春から夏にかけては鮎をとってウルカを作ったり、秋から冬にかけてはイノシシをとってジャーキーを作ってみたり、季節の果物でジャムを作ったり、その時期でしか味わえない料理を楽しめる。毎日同じスケジュールで動くより、毎日違う何かと出会いながら過ごせることが田舎のいいところかな。昔は東京へ帰りたいって言っていたんだけど、今は逆に田舎に来て来てなってるかな。

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